京都のある地方に小老師という篆刻の大師匠が住んでいました。
初秋のある日、老師の社中展を観に行くと、幸運なことに作品を一ついただくことができました。しかし!!作品には彼の雅号印が押されていませんでした。印を押してくれるよう頼むと、老師は“篆刻家なら自分で作ってそれを押し、その後、私に送りなさい。そうすれば私の印になるでしょう”と。なんておしゃれぇ~!!
私は鶴の間にこもり、お酒が好きな老師を思い、印面(背景の白文の朴)だけでなく、四角の印材を削りとっくりとお猪口にしました。 つづく
鶴の間主人、篆刻家、SHO-KAKUの作品物語です。
京都のある地方に小老師という篆刻の大師匠が住んでいました。
初秋のある日、老師の社中展を観に行くと、幸運なことに作品を一ついただくことができました。しかし!!作品には彼の雅号印が押されていませんでした。印を押してくれるよう頼むと、老師は“篆刻家なら自分で作ってそれを押し、その後、私に送りなさい。そうすれば私の印になるでしょう”と。なんておしゃれぇ~!!
私は鶴の間にこもり、お酒が好きな老師を思い、印面(背景の白文の朴)だけでなく、四角の印材を削りとっくりとお猪口にしました。 つづく